「社労士24から、経験者コースに変えて合格」大原社労士講座の感想

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今回の体験談は、大原社労士講座「経験者コース」の受講体験談。 

大原の社労士講座といえば、大ヒットの社労士24があり、社労士受験生界隈での人気・評判はトップクラス

当ブログでは、合格者・不合格者問わず受験体験談を募集していますが、
当ブログ内の社労士24受講者の合格率は2分の2(100%)です。

ですが、今回は社労士24が合わず、別のコースに変えて合格した方の体験談です。

今回お話を伺ったのは、2023年に合格されたNさん(女性・30代・茨城県在住)です。

それでは、Nさんお願いします。

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こんにちは、2023年度社労士試験に資格の大原の「経験者コース」を受講したNです。

Tさんの試験結果

■試験結果:合格
選択式: 33点
択一式: 47点
■受講期間:12ヶ月
■総勉強期間:2,000時間

今回は、4度目受験になります。

前年は社労士24を受講しましたが、ダメでした。

結果は上の通りでした。

それでは、資格の大原の経験者コースの受講体験を詳しくお話していきます。

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目次

私が社労士試験を受けようと思った理由

私が社労士を目指した理由は、『仕事に必要だったから』です。

私は会計事務所に勤務しております。
日常的に税務関係の仕事をしている中で、顧問先から社会保険関係のご依頼や相談等が多々ございます。

その際に当事務所としましては、社労士の資格を所有している従業員がいないため、外部の社労士事務所を紹介しておりました。

そのビジネスの機会損失を埋めるため、当事務所としても社労士の資格を持った従業員の採用に動いておりました。

ですが求人を出しも、なかなかそのような人材の獲得はできませんでした。

そこで、求人募集と同時並行で、従業員の誰かが資格を取得することとなったのが、社労士試験の受験に至った経緯です。

大原の社労士講座「経験者コース」に決めた理由

今回、資格の大原での社労士講座の受講は4回目です。

1年目は基礎コースを受講し、試験に臨みましたが、仕事が多忙すぎて勉強時間をあまり確保できずに不合格

2年目、3年目は基礎的な内容は把握できたと思い、
社労士24を受講しましたが、2年目・3年目ともに不合格という結果でした。

ただ、不合格と言えど、着実に合格ラインには近づいていったと思います。

その中で、
「やはり基礎的なことも学びなおし、なおかつプラスαを学ぶことが必要だ」
と思い、4年目となる今回は大原の経験者コースの受講を決めました。

正直、LECやTACのコースも検討はしました。

ですが、TACのコースに関しては金銭的な面で難しく、最終的には、大原とLECのどちらかで迷いましたが

大原の方が、直前対策や模試等を含めてもコストパフォーマンスが良く、慣れ親しんでいるという面もあり、
最終的には資格の大原の「経験者コース」の1択だったように思います。

大原の社労士講座「経験者コース」を利用した勉強スタイル

テキスト読みに立ち返った

4度目の受講ということもあり、まずはしっかりとテキストを読む時間を確保しました。

特に私の場合は、ただただ読んで問題をこなすような勉強だと、作業になってしまう節があったので、テキストを読んだら、しっかり自分の頭の中で理解ができたのか、ノートにまとめ、ただの作業になってしまわないように、すごく気を使って勉強を進めました。

確かに記憶するためには、何度も何度も問題を解くことは必要なのかもしれませんが、それではやはり忘れてしまうまでの時間が短く、理解が進んでいないため、少しひねった問題が出題されると途端に全く歯が立たなくなってしまっていたため、しっかり理解をするという1点に関しては受験ギリギリまで心がけました。

社労士24受講時の失敗の反省

特に社労士24を2年間受講し思ったことは、すごくわかりやすいため耳が心地よく、なるほどなるほど、と頭の中はわかった気分になるのですが、何度回して聞いても初見で聞いた気分で私は理解という面では、社労士24をただ何度も何度も聞いているだけでは、やはり合格に1歩足りないのではないかと思います。

ただ、しっかいテキストを理解し、記憶の定着のために使用するのであれば、すごく良い教材だと思います。
4度目の受講では私は社労士24を受講せず、とにかく自分自身で納得のいくよう経験者コースのテキストを理解することに努めました。

大原の社労士講座「経験者コース」の良かった点

  • テキストが読みやすい
  • コスパが良い
  • 模試の分析データが現実的

上記3点が良かったです。それぞれの理由を解説します。

大原の社労士講座「経験者コース」の良かった点①:テキストが読みやすい

資格の大原のテキストはあまり色鮮やかではありませんが、本当に大事なところは色分けされたり、太字になっていたりと、視覚的に読みやすいと感じました。

注釈等では理解が進むような、説明等があり、理解をすすめる最適な1冊だったと思います。

大原の社労士講座「経験者コース」の良かった点②:コスパが良い

経験者コースに関しては、通常のテキストや問題集の他に中間テストや予想問題、模試や白書講座、法改正テキストなどの全てが附属しています。

このコースを選択すればそれ以外には特に自分で準備する必要はないようにできています。

全てが付いてのコスパは私が調べた中では1番だったと思います。

大原の社労士講座「経験者コース」の良かった点③:模試の分析データが現実的

模試に関しては、受講した際に分析結果等で他の受験生と比較した自分の現在の立ち位置等を把握することができます。

資格の大原は、受講生が多いため、分析結果についても、妥当な結果となり、驕らず、自分を見つめることができたように思います。

大原の社労士講座「経験者コース」の良くなかった点

  • 細かい説明は省かれている
  • テキストの届く順番
  • 計算問題や実践問題は無い

大原の経験者コースの良くなかった点①:細かい説明は省かれている

少しずつ改善しているようには感じますが、テキストの内容がやはりある程度は理解している人向けに作られているため、基礎の基礎に関しては、説明書きがありません。

講義を聞いていても、理解していない内容については、内容に疑問が生じ、自分で調べなくてはいけないことがありました。

大原の経験者コースの良くなかった点②:テキストの届く順番

私は2回目、3回目の社労士の受験は多くの受験生と同様で社会保険一般常識科目と労働保険一般常識科目の択一式問題で基準点を満たすことができず、不合格となりました。

そのため、なるべく早く社会保険一般常識科目と労働保険一般常識科目に関係のある白書講座のテキストや統計等のテキストに触れたかったのですが、届くのが他の講座より遅く、勉強時間が足りなくなってしまうのではないかと不安でした。

大原の経験者コースの良くなかった点③:計算問題や実践問題は無い

近年の社労士試験は、テキストや過去問では全くないような問題が出題されています。

特に簡単な計算問題等も択一式試験等で出題されたり、問題が実践的になっていますが、問題集は一般的な過去問に留まり、正直新しい様式の問題には、この問題集を解いているだけでは太刀打ちできないと思います。

問題集と実際に試験に出題される問題にすごくレベル差が生じてしまっているように思います。

大原 社労士講座「経験者コース」をおすすめできる人、できない人

基礎的な内容に関して十分に理解が進んでいる人には大原の経験者コースをおすすめできますが、まだまだ理解が進んでおらず、ただ何度も何度も問題を解いて受験に臨んでしまった人や初めての受験の方にはおすすめできません。

その理由は、このコースはある程度理解が進んでいることを前提として講義が進んでいくからです。
基礎的なことは説明が省かれてしまうため、そこを自分の力で穴埋めする必要があり、理解がまだまだな人にとっては、すごくストレスを感じると思いますし、非効率的になってしまうかと思います。

大原 社労士講座「経験者コース」|本音で Q&A

大原の「経験者コース」に付け加えた市販テキスト・単科講座がありましたら、その感想も含めて教えてください。

月刊社労士受験を定期購読していました。

比較的早めに法改正の内容に触れ、特にトピックの内容も確認することができるため、ある程度受験経験のある方は定期購読する価値が十分にあるかと思います。

また、LECの白書の単科講座や模試にも申し込みました。
やはり、なるべく実際の問題に近いものに触れる機会を増やすことは重要だと思います。問題集に関してはTACの問題集も利用しました。大原やLECに比べて難易度は高いように感じます。実践的な問題もチラホラ見受けられました。

大原の「経験者コース」の「労一」・「社一」対策はいかがでしたか?

一部対策講座で使用したテキストに掲載されていた語句が答えになってはいましたが、この講座だけで労一・社一を突破したわけではないと感じます。

月刊社労士受験やLECの白書単科講座や模試・TACの問題集含めて全体でなんとか労一・社一を攻略したのではないかと思います。

模試を受けた時期と点数をおしえていただけますでしょうか?

模試を受けたのは、春ごろだったかと思います。

点数に関しては選択式は50点台後半、択一式に関しては社一・労一に関しては基準点を割ってそれぞれ2点だったかと思います。

大原以外の模試の受験時期・点数も教えていただけますでしょうか?

LECの模試を春ごろ受験しました。

LECの模試も同様に選択式は50点台前半、択一に関しては基準点を割っていました。確か、それぞれ1点だったかと思います。

大原の「経験者コース」の講義の量はいかがでしたか?

講義の量はごく一般的な量でちょうど良いのではないかと感じました。多すぎるとも感じたことはありませんでしたし、逆に少ないなとも感じませんでした。

大原の「経験者コース」テキストの分量はどう感じましたか?

テキストは見た目は十分厚いのですが、正直現在の社労士試験の内容には足りないように感じます。

テキストは法律を重視していますが、試験は法律を理解したうえで、実践的な問題が出題されて始めています。

今後、大原のテキストも改訂されていくとは思いますが、今のままのテキストでは、試験に合わなくなってきているように感じます。

テキストの見やすさはどう感じましたか?

テキストはあまり図や表はありませんが、本当に大切な部分はカラー分けされており、文字もそこまで敷き詰まっておらず、見やすいと思います。

サポートは利用しましたか?

サポートは特に利用しませんでした。

講座全体のコスパについて、受講前と受講後に感じたギャップを教えてください。

講座全体のコスパは良かったと思います。

この講座を受講すれば一通り受験できるまでの知識はつく内容かと思います。ただ、知識から応用問題を解くための実践的な問題に対する説明はそこまで豊富では無いため、少なからずちょっと自分には手の負えないような問題集を用意して、実践的に使う練習はしたほうが良いと思います。

カリキュラムの充実度についての感想を教えてください。

法律を理解するという面では十分なカリキュラムであると思いますし、しっかり模試も受講すればある程度の点数までは確実に取れると思いますが、このカリキュラムのみでは合格は最終的に運に任せることになってしまうと思います。

今の試験問題は実践的な問題が増えていますが、そのカリキュラムは準備されていませんでした。

大原の「経験者コース」を受講する方に、アドバイスをするとして、「これを付け足した方が良い」と思う市販書籍・単科講座・スマホアプリなどあれば教えてください。

TACの問題集は難易度が高いですが、大原と比較すると実践的な問題が多いように感じました。

また、月刊社労士受験の定期購読も早め早めに法改正の内容であったり白書の重要なトピックが掲載されるため、おすすめです。

大原の「経験者コース」は、本試験で選択式・択一式何点くらい人におすすめでしょうか?

私の所感としては、選択式40点以上、択一式25点以上の人に合っているかと思います。

基礎的な内容はそぎ落とされているため、あともうちょっと足りない、社一、労一のみ足切りされてしまうような方向けかと思います。

担当講師と講義の感想を教えてください。

石戸先生(説明はわかりやすく、2倍速等にして視聴しても聞き取りやすい)

金沢先生(覚えにくいところを語呂合わせにしてどうにか暗記させようと、すごく熱心ではあるが、覚えやすいのか覚えにくいのかよくわからない語呂もある、口調も柔らかく、聞いててもイライラしないし、何時間でも聴いていられる)

Eラーニング機能はいかがでしたでしょうか?

いつでもどこでも勉強できるという面では使えるツールではあると思います。

大原の経験者コースの受講体験:まとめ

大原の経験者コースを受講すれば、合格ラインぎりぎり手前まで達すると思います。

ただ、正直試験問題を突破するにはあと少し実践的な問題が足りていないように感じます。

ご自身で、一番新しい試験問題を確認し、その問題に一番近いレベルの問題集は少なくとも一冊必要かと思います。

\令和5年の合格者は、547名/

資格の大原体験談集
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