『ダメな点は3つ』社労士24を正規受講した感想|分かりやすさは、評判通り

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今回の体験談は、大原の社労士24

「社労士試験といえば大原の社労士24」
と言われるほど、受験生界隈での評判はトップクラス。

でも、どんな講座にもダメな点デメリットはあるはず。

そこで、社労士24の実態を知るため、
実際に受講したDさん(40代・男性)に直接インタビューしました。

インタビューに応じてくれたのは、社労士24を利用して2021年に一発合格されたです。

いけ

それでは、Dさんの体験談です!

Dさんの合格証書
Dさんの合格通知書
Dさんの試験結果

■試験結果:合格
選択式:27点(国年2点・労一2点)
択一式:47点
■社労士24受講期間:4ヶ月
■併用した教材:ユーキャン社労士講座

社労士24の受講期間は、4月半ばからです。

総勉強時間は、約500~600時間でした。

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目次

私が、社労士資格の取得を目指した理由

私は個人でサービス業を自営しており、コロナ禍で助成金等を申請するうちに
「助成金代行を仕事にするのも面白いのではないか」
と思い立ち、社労士資格取得を決意しました。

私は某大学の社会学科の産業関係学を専攻していた過去があります。
産業関係学は平たく言うと労使関係論を学ぶ学問であり、社労士の勉強範囲で言うと労働基準法労働組合法労働関係調整法その他労務管理などに当たります。

それらの学習範囲を大学時代にかじったことがあるので
「少し優位にあるのではないか」
と感じたことも社労士受験を決意した一因ではあります。

かじったといっても20年以上前の話であり、結果的には社労士受験において何のアドバンテージにもなりませんでしたが・・・。

そんな感じで2021年1月から社労士の勉強を開始いしました。

私が社労士24を申し込んだ経緯

社労士24を申し込んだ経緯①:学習初期は、他の通信講座で順調

学習の初期は、通信教育のユーキャンで準独学のよう形で勉強を進めていました。
Dさんのユーキャン受講体験談

労働基準法、労働安全衛生法、労働者災害補償法までは順調でした。
私は自営業なので、労働基準法・労働安全衛生法・労災法などは知っておいて損なことはないため、興味を持って学習することができたのです。

「意外と簡単ではないか?」

そう思っていましたが、4科目目の雇用保険法で様子が変わってきます。

社労士24を申し込んだ経緯②:雇用保険法でつまずいた

長年自営業を営む私は、雇用保険の給付を一度も受けたことがなく、この先もおそらく給付を受けることがないので何の経験もなく、興味もわきません。

その上、雇用保険法は似たような名前が多く、数字要件もたくさんあり、全く覚えることができずに途方にくれました。

この時点で3月の末。

以降、学習に身が入らず、仕事が少し忙しくなったので4月半ばまでは勉強を放棄していました。

社労士24を申し込んだ経緯③:YouTubeで知る

勉強を放棄していたものの、YouTubeなどで何か突破口はないものかと社労士関連の動画を色々見ていました。

その時に見た動画の1つが『社労士24』のレクチャーの一部。

その衝撃はおそらく一生忘れることはないと思います。

私は即座に社労士24に申し込むことになります。

見た動画は『労働安全衛生法』の『総括安全衛生管理者』の部分のゴロ合わせでした。
「りん・こう・けん・うん・せい・意味ありません」というゴロなのですが、

レクチャー動画の語り口
語呂合わせのフレーズの面白さ

そして何より、

1回聞いただけで覚えられそうな感覚

「何これ面白い!」

感動して即座に大原のサイトで『社労士24+直前対策』代金12万強を一括で支払いました。

それくらいの衝撃でした。
「この教材なら雇用保険を乗り切れるかも?」
そんな予感がしたのです。

そして、その予感は的中することになります。

社労士24を申し込んだ経緯④:受講開始後、すぐに効果を実感

申し込み後、動画を見られるようになると、すぐに躓いていた雇用保険の給付日数のパートを見ます。

そして再び衝撃を受けました。

あれほど手こずった日数の覚え方が
「はなむこいちいちくやむ。くやむけっこん、やんなるしむしさ」
のゴロ合わせを一撃で覚えることができたのです。

そして、雇用保険の山をすんなりと抜けることができました。

雇用保険を見終えたのは4月の末。
この時点で私は社労士24のとりこになっていました。

まるで社労士24の回し者のような言い分ですが、この時の感動ぶりは忘れ難い経験です。

社労士24を利用した勉強スタイル

基本的には、

レクチャー動画視聴 → トレーニング問題

の繰り返しです。

STEP
レクチャー動画

私は、1度目は耳だけ、2度目は目と耳を使って動画を活用しました。

具体的には、まずはイヤホンでレクチャー動画の音声だけを聞きます。
私は通勤に自転車を使用しており、往復で約40分自転車をこぐので、その時間に聞いていました。

初学者にとっては、聞きなれない言葉が多いので、まずは耳で聞いて慣らしておきます。

2度目は、家や職場で動画をしっかりと見ます。
1度耳を慣らしておくことで聞きなれない言葉でも
「あれ?どっかで聞いた言葉だな?」
という感覚になり、浸透しやすかったです。

動画を見終えると次は、問題を解きます。

STEP
択一式問題集(トレーニング問題集)

実は、私は紙の択一問題集ではなく、アプリ版を使っておりました。

内容は紙版とほぼ一緒ですが、アプリだと正解率の確認や、答え合わせが容易で使いやすいためです。

※アプリは別料金(総額1万円弱)でした。この点は不満です・・・。

私は社労士試験において紙と鉛筆はあまり使わず、机に向かって勉強する時間もさほどなく、その多くをソファの上で行いました。

択一式の点数が取れそうになると次は選択式対策です。

STEP
選択式対策

セット教材に選択式問題集があるのでこれを解きます。

ですが、アプリに慣れていた私は、選択式問題集は紙しかないため、かなり辛かったのであまりやりませんでした

代わりに「秒トレ」というアプリを使って選択式対策に備えました。

また、選択式対策において「テキスト読み」というものは必須です。
ですが、社労士24のテキストはレクチャー動画の切り抜き画像を張ってあるだけで、読みづらかったのでメイン教材のユーキャンのテキストを使用しました。

STEP
白書対策

白書対策はすごいボリュームの本が1冊と、2時間分のレクチャー動画です。

択一式、選択式ともに合格ラインに達すると最後に労働に関する一般常識選択問題のための白書対策をしなければなりません。

私がこれに取り掛かったのは本試験3週間前くらいからです。

STEP
直前対策

直前対策にたくさん問題集がありましたが、時間が足りず全然やりませんでした。

社労士試験は基本事項を100%取れれば7割は取れるので、
難しい問題にうんうん頭を悩ませるより、簡単な問題を繰り返して基本問題を反射的に解けるようにした方が効率的と判断したためです。

直前期のテキスト読みは他社の教材を使用しました。
テキストは、改善してほしいポイントです。

上記は、試験期間中の勉強の全体の流れですが、社労士24を利用した勉強のほとんどがレクチャー動画視聴とアプリでの問題演習です。

また、私は勉強で紙や鉛筆はほとんど使いませんでした。

ソファで、動画視聴→アプリで問題演習

周りから見ればだらけているようですが、択一の力はしっかり付きました。

社労士24の教材の感想

社労士24+直前対策セットの教材は、

  • レクチャー動画
  • テキスト
  • 択一式問題集
  • 選択式問題集
  • 直前対策問題集
  • 模試
  • 白書対策
  • 横断まとめテキスト

などで構成されています。

ここでは、私が特に使用したレクチャー動画と択一式問題についてだけ簡単に紹介します。

社労士24|レクチャー動画

名前の通り24時間で社労士試験の学習範囲を全て押さえることができます。(正確には25時間くらいあるらしいです)

レクチャー動画は、1教科約2~3時間
章ごとに細分化されており、1動画10~15分程度。

ダウンロードも可能で、さらに0.7倍速〜2倍速まで調整できるので、
さっと見たいときは2倍速、
車の運転中などあまり集中して聞けない時は0.7倍速、
じっくり見るときは等倍~1.5倍速
と場所や必要時間に応じて自由にカスタマイズできます。

大原社労士24|択一式問題集(トレーニング問題集)

この問題集の特徴は一問一答形式であることです。

最初は「なぜ一問一答?本試験は5択なのに」と思っていましたが、7月頃に受けた模試で一問一答の効果に気づきました。

社労士試験は学習範囲がめちゃくちゃ多いので、5択問題の選択肢のうち、1~3肢くらいは聞いたことのない選択肢が出てきます。

一問一答で鍛えておけば「この肢は確実に○だ(or×だ)」と選択肢を減らすことができます。

練習時から5択をやっていると、何度も見た問題だと、「これの答えは3だな」なんていう風に答え自体を覚えてしまうので、勉強したつもりなってしまう恐れがあります。

一問一答形式であれば、その一問にしっかりと向かい合うことができ、この設問のどこが正しいのか(or間違っているのか)という「論点」に集中して取り組むことができます。

続いては、社労士24の良かった点・イマイチだった点についてです。

「受講して分かった」社労士24のダメだった点

  • テキストが読みづらい
  • アプリが別料金
  • 労一対策が全く的外れ

大原社労士24のダメだった点①:テキストが読みづらい

テキストが読みづらかったです。
白黒で動画を張り付けただけの代物なので、「これ必要ある?」という出来でした。

動画の内容を補足するようなテキストであったらもっと良かったです。

せめて動画が赤字のところは、テキストでも赤字にしてほしいですね。

大原社労士24のダメだった点②:アプリが別料金

トレーニング問題のアプリ版は紙のものと内容がほぼ一緒なので、受講生は無料にしてほしかったです。

アプリの使い勝手はめちゃくちゃ良いので、別料金なのは残念ですね。

大原社労士24のダメだった点③:労一対策が全く的外れ

これは仕方ないとは思うのですが、選択式労一対策が全く的外れでした。

今年の問題は助成金に関するものでしたが、選択式労一対策であれほどのボリュームの教材であったにもかかわらず、まったく助成金に触れていなかったのはどうかと思いました。

合格ラインにある受験生で、落ちる人のほとんどはこの選択式労一の足きりです。

せめて2点をとれるような教材にしてほしかったです。

白書対策では、統計や労務管理など幅広いジャンルの知識を浅く広く覚えるわけですが、結果的に1問も出なかったので時間を返せと言いたいです(笑)

「受講して分かった」社労士24の良かった点

  • レクチャー動画が面白い
  • 金沢先生のツイッターが励みになる

社労士24の良かった点①:レクチャー動画が面白い

なんといってもレクチャー動画の面白さです。

金沢先生は、時にユーモアたっぷりにレクチャーされたり、
他社がまねできないような面白いゴロ合わせ
例えば、
「じっくりコトコト煮込んだスープ」
「きんぴらごぼう、おろしわさびでごちそうさん」
「ルパ~ン、とっつぁ~ん」
といった一度聴いたら忘れないようなものが秀逸です。

独学で退屈していた社労士の勉強を楽しいものに変えてくれました。

動画はダウンロード可能・速度の変化可能です。

自転車乗りながら、茶碗を洗いながら、洗濯物を干しながらなど、耳が空いたらいつでもどこでも聞けるので、時間のない受験生にはぴったりの教材です。

大原社労士24の良かった点②:金沢先生のツイッターが励みになる

“#社労士24”でツイートすると、金沢先生が必ずいいねを下さいます。

なので、心が折れそうなときにすごく励みになりました。

また、金沢先生のツイートには『神まとめ』という画像が張り付けており、それをダウンロードしてトイレに張ったり、仕事の合間に眺めたりすることで記憶の定着をはかれました。

この神まとめは誰でもダウンロードできるので金沢先生の懐の深さに脱帽です。

ツイッターにファンクラブがあるらしいですが、うなづけます(笑)

大原社労士24をおすすめできる人

大原社労士24をおすすめできる人

動画がめちゃくちゃわかりやすいので、初学者の方には特におすすめです。

また、何度か受験されたことのある方で、択一式が合格ラインに達しない方時間のない方には。動画で楽しく学べる社労士24は向いていると思います。

大原社労士24をおすすめできない人

逆に、択一式ですでに合格ラインにある方には不必要かなと思います。

社労士24は、択一式の点数を延ばすためには強力なツールですが、選択式や労一の点数を上げるにはその他の教材の方が良いような気もします

特に選択式は「文字をいかに覚えているか」が問われるので、しっかりしたテキストを読み込んだ方が確実のような気がします。

しかし、社労士試験の試験範囲全体を短時間で効果的に把握できるツールではあるので、使いようによってはどなたにも向いているような気もします。

社労士24の受講体験:まとめ

6月の終わりに受けた模試では選択25点/択一25点という出来でした。

そこから毎日、動画視聴→問題解くを繰り返し、7月末の模試では選択25点択一44点と、ある程度の手ごたえを感じるようになりました。

択一式の伸びは社労士24のおかげです。

本当にありがとうございました。

何年受験しても択一式が伸びないと悩んでいる方、是非一度試してみてはいかがでしょうか。

\Dさんが一発合格できた講座/

Dさんが社労士24と併用したユーキャン体験談→こちら

資格の大原体験談集
この記事を書いた人
  • スタディングを受講して、行政書士試験に合格
    →公式サイトの合格者の声に掲載中
  • 社労士試験もスタディングで勉強中(→レビュー
管理人
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