CMでお馴染みのユーキャン
社労士試験の対策講座においても、公式サイトを見ると合格実績が10年間で2,500名と、間違いなく業界トップクラス。
公式サイトの合格体験記を読む限りでは、ユーキャン受講して合格した人の良い話ばっかりが並んでいます。
合格した人が気分良く話しているので良い言葉しか聞けないですよね・・・。
なので
「もっとリアルな感想が聞きたい!」
そう思っている人も多いはず。
そこで今回は、実際にユーキャン社労士講座を受講した方にお話を伺ってみました。
今回お話を伺ったDさん(40代・男性)は、1月からの勉強でなんと社労士試験に一発合格。
よほどユーキャンの講座が良かったのか?
それともDさんが超優秀な方なのか?
その辺を解明するために、ユーキャンを受講した感想を詳しく伺ってみました。
それでは、Dさんの体験談です!
補助教材で使用した「社労士24」の受講体験記も寄稿いただいています。
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ユーキャン社労士講座に決めた理由
私は自営でサービス業を営んでいます。
従業員と労働トラブルになりかけた経験から
「労働や社会保険について本格的に学んでみよう」
と思い立ち、社会保険労務士取得を目指しました。
私は高卒後、専門学校にて別の技術系の国家資格を取得はしましたが、法律系の勉強をしたことがありません。
そのため、資格の大原などの専門学校への通学を検討しましたが、時間的な余裕がなく、通信教育を選択しました。
教材選びの際は、TVのCMでよく見ていたユーキャンくらいしか思い浮かばなかったので、ユーキャンを選択しました。
「通信教育の資格勉強といえばユーキャンだよね」
くらいの認識しかなかったのです。
続いては、ユーキャンを使用した勉強スタイルについてです。
ユーキャン社労士 体験談|勉強スタイル
勉強の基本的な流れは、
講義動画を視聴 → テキストを読む → 問題を解く
という具合です。
社労士試験ではよく「何回転」という言葉が出てきますが、
テキスト→問題演習を何回転したかが、合格確率を上げるための最重要ポイントです。
私はこれを全教科5回転、課目によっては10回転以上させました。
1科目分の一回転の流れは次のようになります。
ユーキャン社労士教材 1科目の勉強の流れ
まずは、講義動画を視聴します。(1動画当たり約15分)
講義動画は、職場でのスキマ時間や通勤時などに視聴していました。
次は、テキスト読みです。
テキスト読みは、集中しないと頭に入ってこないため、家に帰ってじっくりと読み込んでいました。
テキストは、科目の中の章に「特A」「A」「B」「C」と、重要度が記載されています。
例えば、労働基準法であれば
「労働時間」→「特A」、
「寄宿舎」→「C」
といった具合です。
「特A」の章は欄外の補足までしっかりと把握する、
「C」の部分は赤字や太字だけ抑えると
いった具合に、メリハリをつけて学習を進めました。
- 添削課題
- テーマ別問題集
- 過去問集
1科目の学習を終えるとまず添削課題をやります。
添削課題は基本的な論点のみで構成されており、まずは基礎をしっかりと叩き込みます。
解き終われば課題を提出します。2週間後で添削されて帰ってきます。
この添削課題は基本的な問題なので直前の確認などにも使えました。
テーマ別問題集はユーキャンオリジナルの問題集です。
上記の添削課題・テーマ別問題集の2つで力をつけ、過去問集を解いて本試験のレベルを体に染みつかせるという流れでした。
紙の問題集以外にも、ユーキャンのサイト「学びオンラインプラス」にはweb確認テストという一問一答形式の問題もあります。
この確認テストはスマホで隙間時間にポチポチできるという使い勝手の良さ、問題の難易度も基本的な論点なので脳にそれほど負担をかけない、しかし問われる論点は本試験では頻出論点ということで実力を養成するのにとても役立ちました。
本試験の3日前に全10教科の確認テストを5時間かけて終わらせましたが、この5時間のおかげでとれた問題が何問もあったのでやっておいてよかったと思いました。
何回もやっていると飽きてきますが、基本問題なら反射的に解けるようになるまで、何度も何度も繰り返しました。
続いては、スケジュールと勉強時間についてです。
ユーキャン社労士 体験談|スケジュールと勉強時間
ここでは、ユーキャン社労士講座を利用したスケジュールと勉強時間について紹介します。
ユーキャン社労士 体験談|スケジュール
全体のスケジュールとしては、2021年1月4日から勉強開始しました。
1日から始めなかったのは三が日くらいだらだらしたいという甘えです(笑)
ユーキャンの教材には教科ごとに学習の目安というものが記載されています。
例えば、
労働基準法であれば3週間
労働安全衛生法であれば2週間
という具合です。
そのスケジュールよりも若干早く終えるようには心がけていました。
ユーキャン社労士 体験談|学習期ごとの勉強時間
最初の7ヶ月
試験前の1ヶ月
の二つの時期で勉強時間はそれぞれ次のような感じです。
1月〜7月の勉強時間
平日 → 2時間
休日 → 2時間
隙間時間 → 出来るだけ勉強
といった感じです。
私は小さい子供が二人おり、共働きです。
家に帰ってからも育児や家事などもあり、休日も子供をどこかへ連れて行くため、家でじっくりと勉強できるのは、平日も休日も多くて2時間くらいです。
そのため隙間時間はなるべく勉強するように調整していました。
例えばトイレでの5分間やお昼ご飯を注文して食事が配膳されるまでの時間など、5分でも隙間があれば問題を解くようにしていました。
ユーキャンのWebテストが隙間時間の勉強に役立ちましたが、他社のアプリなども活用しました。
スマホ内のアプリで勉強に必要ないものは全て消すくらいの徹底ぶりでした。
8月の勉強時間
平日 → 4時間
休日 → 15時間
隙間時間 → ほぼすべて勉強
といった感じです。
本試験1か月前からは家事と子育てを免除してもらい、仕事以外の時間のほぼすべてを勉強に充てました。
本試験前はお盆休みと重なることもあり、直前に1週間の休みを取り
その1週間で100時間ほど勉強しました。
ユーキャン社労士 体験談|良かった点3つ
- テキストの読みやすさ
- web確認テスト
- 値段が安い
上記です。それぞれの理由を解説します。
ユーキャン社労士 良かった点1:テキストの読みやすさが抜群
テキストは、色使いや文字の配置が読みやすいように構成されており、繰り返し読んでも苦痛になりにくい工夫が凝らされていると感じました。
具体的には、
フルカラー
行間がちょうど良い
重要な点は赤字・太字、それほど重要でない論点は欄外に補足として記載
といった点が読みやすい理由かと思います。
時折コラムのような息抜きがあるのも良かったです。
テキストの特に良かった点は、上述しましたが「特A〜C」までの重要度が記載されていることです。
テキストを読む際に、丁寧に読むところとサラっと流すところを分けられるというのは、後で振り返ってみるととてもありがたかったです。
社労士試験は、全10教科とボリュームがあるため、この読み分けという部分はとても効果的でした。
また、ところどころに空白があるので、書き込みもしやすかったです。
ユーキャン社労士 良かった点2:Web確認テストで基礎力がついた
web確認テストは基本事項を覚えるためにとても役立ちました。
スマホで勉強できますし、○か×かの一問一答形式な上に問題はも難しくないため、サクサク解けてノーストレス。
「社労士試験の7割は基本的な事項。Web確認テストはその7割を100%取るための確認テストです」
という触れ込みでしたが、まさにその通りした。
隙間時間の暇つぶしにポチポチやっていると、いつの間にか基礎力がついていました。
最初は「こんな簡単な問題、本試験で出ないし意味ないんじゃない?」と、思っていましたが、
振り返ってみると、このwebテストのおかげで1発合格できたような気がするくらい力をつけることができました。
感謝しかないです。
ユーキャン社労士 良かった点3:値段が安いので最初の1歩を踏み出せた
受講料の安さもよかったです。
社労士受験を決めたものの、途中であきらめる可能性もあります。
ユーキャンの受講料は私の時は7万円強でしたので、仮に途中でリタイアしてもそこまで負担ではありません。
これが20万円するような教材でしたら、あきらめた時のダメージは計り知れないです。
7万円くらいなら途中であきらめたり、落ちたりしても「まぁ、いいか」と思えたので、購入時のハードルを下げてくれました。
最初の1歩を踏み出すことを助けてくれたような気がします。
もちら良くなかった点もありますので、そちらも詳しく解説します。
ユーキャン社労士 体験談|イマイチだった点3つ
- 動画のスピードを変えられない
- 動画に出てくる講師がころころ変わる
- 追加オプションが必要な場合がある
上記3点が良くなかったです。
ユーキャン社労士 イマイチだった点1:動画のスピードを変えられない
講義動画のスピードを変えられない点はかなりストレスでした。
「ちょっと振り返って講義動画を聞きたいな」と思っても、15分間しっかりと聞かないといけないのは苦痛です。
1.5倍速や2倍速で聞けたら学習時間を短縮できるはずなので無駄に感じました。
また、動画をダウンロードができない点もマイナスです。
wifi環境になければ動画を見れないので時間のロスにつながります。
ユーキャン社労士 イマイチだった点2:動画に出てくる講師がコロコロ変わる
講義動画に出てくる講師がコロコロ変わるのもストレスでした。
労働基準法はA先生、労災はB先生といった具合に、科目ごとに先生が変わります。
また、メインの動画以外にサブ動画としてワンポイントレッスン的な動画もありますが、こちらも動画ごとに先生が変わります。
「一体何人講師がいるんだ?」
と疑問に思うほど入れ代わり立ち代わり講師が変わるので、そこが気になって動画に集中できないこともありました。
ユーキャン社労士 イマイチだった点3:追加オプションが気になる
メインの教材は7万円強でしたが、オプション購入を勧めるメールが頻繁に来ます。
『答案練習コース』
『直前必修講座』
『全国統一直前模試』
『直前山あて講義』
など、各3万円するような教材を勧めてきます。
全部購入すると20万円くらいになるので、なかなか高いです。
私は『直前模試』と『直前山あて講義』を別途買いましたが
「別に買わなくてもよかったかな?」
という印象です。
メイン教材を繰り返すだけで、おそらく合格ラインに達することができると思います。
受験者の不安に付け込むような印象を受けてしまいました。
ユーキャン社労士講座をおすすめできる人、できない
ユーキャン社労士講座をお勧めできる人は、自分でテキストを読み、理解できる人です。
ユーキャンの講義動画はおまけ程度ととらえ、あくまで自分でしっかりとテキストを読み、たんたんと問題を解くことができる方は向いていると思います。
2回目・3回目受験というような方は、ある程度知識があるので、ユーキャンの教材だけでも問題ないのではないでしょうか。
逆に、
初学者の人
動画で勉強したい人
字を読むのが遅い人
字を読むのが苦痛な人
には、あまり向いてないと思います。
動画は速度も変えられず、ダウンロードもできないため使い勝手が悪く、必然的にテキストメインの勉強になるからです。
ユーキャン社労士講座の受講体験:まとめ
ユーキャンは昔からの老舗企業なだけあってテキスト教材は充実しています。
私は本試験前の2日間、20時間かけて10科目10冊の本を通読しました。
その時間のおかげで本試験の選択式の問題の3~4問拾えた気がします。
その点は本当に感謝です。
逆に、昔からの老舗なため、近年のオンライン化の流れにいまいち乗り切れていないような印象です。
オンラインサイトである「学びオンラインプラス」も使い勝手が優れているとはいえず、操作時に少しストレスを感じます。動画がダウンロードできず、速度も変えられないというのは、講義動画中心に勉強したい人には致命的だと思います。
オンライン教材の使い勝手が改善されるなら、次に別の資格をチャレンジする時でも購入を考えますが、現状だと次は買わないかなという印象です。
ただ、合格するには足る教材であることは間違いないです。
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